Q
questionジェネリック医薬品って何?
A
Answerジェネリック医薬品は後発医薬品とも呼ばれ、先発医薬品と同じ有効成分で効能・効果の等しい医薬品ですが、その価格は、先発医薬品と比べ 、安くなっています。 医療用医薬品の価格は、国が一定のルールに基づいて設定しています。先発医薬品は、新しい効能・効果を有し、臨床試験をなどを経て、厚生労働大臣に承認されるため、研究開発に多大な時間と費用がかかり、価格は高く設定されます。
一方、ジェネリック医薬品は、特許が切れた後に発売されます。そのため、研究にかかる費用が少なく、価格も安く設定されることから、ジェネリック医薬品に変更すると窓口での自己負担が安くなります。自己負担の金額は医薬品全額の一部(1割~3割)であり、残りは保険財政からの負担であるため、ジェネリック医薬品を使用することは、保険財政の節約に大いに貢献できます。 ジェネリック医薬品は、先発医薬品ですでに有効性・安全性が十分に確認された有効成分を使用しています。また、先発医薬品と効き目や安全性が同等であると厚生労働大臣に承認されており、先発医薬品と同じ医薬品医療機器等法の品質基準に基づいて製造されているので、先発医薬品と同じようにして安心して使うことができます。しかし、全ての先発医薬品にジェネリック医薬品が存在するわけではないので、ジェネリック医薬品に変更したい場合は、かかりつけの医師や薬剤師にご相談下さい。また、ジェネリック医薬品は、先発医薬品と成分や効果などに違いはありませんが、使用されている添加物が異なる場合があるので、特にアレルギー体質の患者さんの場合は注意が必要です。かかりつけの医師や薬剤師によく相談した上で、体質に合ったくすりを選びましょう。
[くすりと健康Q&A 引用] 監修:福岡県保健福祉部薬務課 企画:社団法人 福岡県薬剤師会